2013/05/17

火の鳥 フィギュアコレクション

中学のころ手塚治虫の「火の鳥」に出会い、トラウマと感動というふたつの衝撃をガツーン!と受けました。
手塚治虫のマンガではよく未来都市が登場しましたが、その象徴といえるようなロボット、ロビタ。
そんなロビタのフィギュアが400円ガチャで登場ということで早速手に入れました。


リンデン(原型製作 及び 企画協力)×奇譚クラブ

おお~…!
大きさは5cmもなく小さいけれど造形も塗装もいいかんじです。
プレモと並べるとじゃっかん小さくて残念。遠近法でなんとか…(なってない)。

でも家事をしてるロビタの写真がどうしても撮りたくてちょっと無理しました↓

他にもいろいろとマニアックなラインナップが立体化されているので興味のある方はぜひ。

ちなみにシークレットは我王の彫った切り株…笑
ブーは他にはノルヴァと防寒服を入手済み。できればロビタももっとほしい!


さて。
ここからはブーのロビタ&火の鳥に対する思い入れを語るので、読みたい方のみクリック↓

小さい頃、来るべき近未来をイメージする時、
ネオシティで透明の筒の中を走る車輪のない車、
ボディスーツのような未来服や巨大なテレビ電話、
そして人間のしゃべることを理解し忠実に動くロボットの姿を頭に浮かべたものです。

思春期に火の鳥に出会ったことで、ロビタはブーの中の未来のロボットのイメージそのものになりました。
カレル・チャペックの「ロボット」を読んではロビタを想像し、
TOMYの開発したオムニボットを見てはロビタの面影を感じました。

ロボットは自我をもつのか?そんなテーマの映画が流行った時期もありました。
ロボットを思うとき、未来への恐怖・憧れ・希望など複雑な気持ちになります。
火の鳥の中で人を殺してしまい神さまにすがるロビタ。
「わたしは人間だ」と主張し大量のロビタが町を行進し自殺するシーン。
どちらも印象深いシーンです。




さいきん火の鳥を読み返して、そのスケールの大きさに改めて感動しました。
驚いたことにたいていのシーンは覚えていて、
10代の頃なんて意味の半分も理解できなかったろうに、何度も何度も読まずにはいられなかったんだろうなあ。
それだけ惹きつけられた作品です。

30才になって読んでみても内容の素晴らしさや迫力はまったく色褪せていないけれど、
昔読んだ時のほうがもっともっと長くて深くて広くて宇宙のようなマンガに感じた気がするのが不思議だった。
10代の無限の想像力と手塚治虫の表現力のおかげかナー?
ブーも大人になってすっかり感受性が弱ってしまっているのかもしれません…。(ショック…)
ふだん毎日仕事して世俗にもまれていると生命・宇宙・地球・輪廻、そんな単語とどんどん離れてしまう。
そんなブーの意識をとり戻させてくれる教典のようなマンガです。

「火の鳥」のすばらしさ、手塚治虫の漫画家としての情熱を再認識できてよかったです。
ブーがマハラジャだったら完全復刻版もバーン!と揃えたいところなのに!

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