2012/01/01

「奇跡」

やっと映画奇跡をみた。
映画館でみにいきたかったけれど公開している劇場が少なくて機会を逃してしまっていた。
年末ゲオをうろちょろしていたらレンタルが始まっていたので借りてみたのでその感想です。


あらすじ

『誰も知らない』の是枝裕和監督が、子供たちの視点で日本の家族を問う。
両親の離婚から、住みなれた大阪を離れ別々に暮すことになった兄弟。
母と鹿児島に引っ越してきた兄・航一は、火山灰の中で人間が暮す意味が分からない。
唯一の理解者だった弟も、遠い福岡で父親との新しい生活を楽しんでいるように感じる。
電話越しの弟は、少しずつ自分から離れていってしまうよう。
そんな中、航一は学校で「奇跡」についてのうわさを聞く。
九州新幹線が全線開業の朝、博多から南下する“つばめ”と、鹿児島から北上する“さくら”、
2つの新幹線の一番列車がすれ違う瞬間に奇跡が起きて願いが叶う……。
航一は、離れて暮らす弟といっしょにに奇跡を起こし、家族4人の絆を取り戻したいと願う。

子どもが主役の映画でよくうんざりすることは、子どもの演技力だったりする。
どんなに一生懸命演技していてもそれがバレバレな棒読みだったら残念だなーと思う。
この映画に出てくる主演のまえだまえだ、同級生役の子どもたちはみんなすごく自然な演技をしていて驚いた。
セリフ(脚本)もセットもとてもリアルで、本当にこの子どもたちが存在しているような気持ちになった。

わたし自身、小さい頃よく「もし〇〇だったら××になる」っていうような自分ルールの奇跡を願っていた。
とても真剣に。
映画に出てくる子どもたちは自分たちの環境や夢への軌跡を願う。
主役のお兄ちゃんは家族がまた仲良く暮らせるようになること。

解決できるのは大人だけだけれど、お兄ちゃんが自分にできる方法を模索して奇跡を願う。
とても健気だな、と胸が熱くなった。
彼のお父さんとお母さんは別に悪人じゃない。
というよりこの映画に悪人は出てこなかった。(と思う)
どうにもできない、しかたないこと。
奇跡で解決することなんてない。
それでも奇跡を願う子どもたちの姿をみて、ブーまで「奇跡よおきて!」と願ってしまった。

いい映画だったな。
見てない人はぜひ : )

そもそもくるりが主題歌を歌っているということで気にしていたのですが、
見てみると作中の音楽をすべてくるりが担当していました^^

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